資産形成をされている方の中には、家計簿アプリなどを使って収支管理を行っている方は多いかと思います。
これをある程度の期間継続すれば、【貯める力】は確実に身についているはずです。
しかし家計簿をつけているのに実際に預金は増えないなと思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方の為に、今回は家計簿よりワンランク上の収支管理方法をお伝えしたいと思います。
1.家計簿のデメリット
家計簿のデメリット。それはズバリ事後的な処理でしかないということです。
例えばあなたが、給与から毎月3万円積立NISAで投資をする、給与から5万円銀行口座へ貯金をするといった資産形成を行なっているとします。
しかし、ここで給与のカットや突発的な支出が発生した場合はどうでしょう?
2020年はコロナ禍の影響で収入が不安定になり、収支管理が難しい年となりました。
人は咄嗟に支出を減らすなんて事はできないものです。
特に家計簿で収支管理をされている場合、固定費の見直し等を行われている事でしょうし、とても困難な事であることは想像していただけるかと思います!!
そこでチャレンジしたいのが予算管理です!!
2.予算とは
予算とは1年単位など一定期間の収支の予定・計画のことであり、企業等ではこの予算をもとに運営を行っています。
下記、べこちゃんが使用している予算書(1月〜12月)の一例です!
各項目についてざっくりと解説致します!
【支出科目】
食費や通信費など。
予算書を作る時は、普段の家計簿で使用されている科目に合わせましょう。
【実績値】
その月に実際に支出した金額を記載します。
【予算値】
普段の支出管理や年間の行事予定から、その月の支出予定額を見積もり記載します。
【予実比】
予算値と実績値の比率です。
100%を超えたら予算値より実績値が多かったということです!
【実績値(累計)】
1月からその月までの実績値の合計です。
下記12月のデータの場合、1月〜12月までの合計値となります。
【予算値(累計)】
1月からその月までの予算値の合計です。
下記12月のデータの場合、1月〜12月までの合計値となります。
【予実比(累計)】
1月からその月までの予実比の合計です。
下記12月のデータの場合、1月〜12月までの合計値となります。
予算管理を行う場合、この項目が100%にならない様確認しながら、支出管理や予算の修正を行うことになります。
3.予算管理のメリット
予算管理のメリット。それは年間の支出計画を事前にたてておくことで、予定外な出来事に対して数ヶ月単位で調整が行えることです。
例えばあなたの月々の手取りが20万円・年間の手取りが240万円で、そこから毎月5万円・年間で60万円の貯金を行っているとします。
友人が結婚することになり、6月にご祝儀3万円の支出が予定外に発生しました。
予定外の支出の為、6月の貯金額減らさなければならなくなりました。
しかし、7月〜12月支出予算額を5,000円ずつ減らすことで、年間の貯金額60万円を確保しようとする計画がたてられるという訳です。
上記の様な単純な計算の場合は、大袈裟なExcelのフィルを作って管理せずとも頭の中だけで完結できるかもしれません。
しかし実生活上では上記よりも月々の支出は複雑です。日用品のまとめ買いなどで一時的に支出が増えてしまったり、家電が急遽壊れてしまったり。
最初は手間に感じてしまうかもしれませんが、慣れれば確実に支出管理の効率が上がるはずです。
新年のスタートした今だからこそ、予算管理を始めましょう!!
※Excelが苦手な方の為にべこちゃんが作成した予算書をダウンロードしていただける様にすることも考えております。
もしそういったご希望があれば、コメントいただければと思います。